ゲラーの放送を見て曲げた最初の一本
どんな伝承か
清田益章が初めて意識してスプーンを曲げたのは、小学六年になったばかりの昭和四十九年である。初来日したユリ・ゲラーがスプーンを曲げる番組をたまたま見たが、驚いたのは曲がることよりも、周りがそれを不思議がっていることのほうだった。父に、この人がやっているのは不思議なことなのかと尋ね、不思議だと返されると、これでテレビに出られるなら自分も出られると言い放つ。ならば曲げてみろと促され、二十分ほど念じるうちに柄が曲がりだした。父は驚きながらも喜んだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
サイキの海へ――超能力をめぐる対話(清田益章・宮内勝典・清田益章・超能力・昭和(1980年代))
超能力者・清田益章と作家・宮内勝典による超能力をめぐる対話集『サイキの海へ』。全五弾+完結編の対話で、清田が自らの超能力体験と思想を語る。