撫でると痛みが治るおびんくるさま
どんな伝承か
遠野の常堅寺には「おびんくるさま」と呼ばれる仏像がある。帽子をかぶせられ、着物を着せられた姿の像で、身体の痛いときにこのおびんくるさまの身体をなでると、その痛いところが治るといわれている。しかしこの像の正体はまったくわかっていない。同じ寺にはもう一つ不思議なものがあり、十センチほどの小さな黒い石を写真に撮ると、肉眼では見えないのにマリアの像がはっきりと浮かび出るといわれる。河童寺として知られるこの寺には、こうした説明のつかないものがいくつも伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))
『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。