大講堂を埋めた公開ヒーリング
どんな伝承か
イギリスで活動していた治療家ジョン・ケインは四度日本を訪れているが、なかでも昭和五十一年六月の公開実験は評判を呼んだ。招きは出版社との共同企画で、来日の二週間前、週刊誌に彼の顔写真が載り、力を抜いて見つめてほしいという本人の言葉が添えられた。遠く離れた場所から力を送るという試みである。発売と同時に、写真を見て我を忘れた、長年のリウマチや胃の不調が消えたといった便りが千通を超えて届いた。来日当日、大講堂を埋めた聴衆の前で治療が行われ、頭痛や腰の痛みはその場で引き、指の動かなかった人も動かせるようになった。三日間で三百人以上が施術を受けた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))
『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。