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恐山で戦死した友と再会する

所在地青森県むつ市(恐山)
年代昭和
登場不明
出典霊魂の謎-新版タナトロギー入門

どんな伝承か

日本各地に死者のふるさとと呼ばれる場所はあるが、不気味さでは青森県下北半島の霊場・恐山にまさるものはないという。著者が初めて恐山を訪ねたのは十数年前で、硫黄の匂いをかぎながら樹海の山道を下ると、いぶし銀色の死水をたたえた宇曽利湖が目に入った。強い印象を残したのはイタコの存在である。最初に訪れたとき、著者は中国大陸で戦死した友人の霊を招いてもらった。盲目の老婆が菩提樹の実の数珠をかき鳴らし、死者の年恰好や死に方を言い当てたのち、「よく来てくれたなあ」と戦友の言葉で語り出し、二人しか知らない事柄にも触れたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂の謎-新版タナトロギー入門(中岡俊哉・1990年(平成2年))

『霊魂の謎-新版タナトロギー入門』は、中岡俊哉が昭和四十八年刊の『タナトロギー入門』を大幅に書き改め、一九九〇年に文庫として著し直した心霊研究の本である。著者自身の霊体験から説き起こし、背後霊・地縛霊・騒霊・悪霊・淫霊などの事例、臨死体験と転生、死者の声の録音や自動書記、恐山のイタコ、心霊治療、心霊写真の鑑定を国内外の例で述べる。全五章を小見出しで細かく区切り、まえがきでは「七疑三信」という著者の調査の立場を語っている。

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