谷奥に現れた無人の黒門の家
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どんな伝承か
小国の三浦某は村一の金持ちである。二、三代前の主人がまだ貧しかったころ、少し魯鈍だった妻が門前の小川に沿って蕗を採りに入り、次第に谷奥深く登った。ふと見ると立派な黒い門の家がある。中へ入ると庭には紅白の花が一面に咲き鶏が遊び、牛小屋には牛、馬舎には馬が多くいるのに人影がない。座敷には朱と黒の膳椀が並び、鉄瓶の湯がたぎっている。山男の家ではないかと恐ろしくなって駆け帰った。後日、家の川戸で洗い物をしていると川上から赤い椀が流れてきた。それで穀物を量ると、いつまでも穀物が尽きず、家は幸運に向かったという。遠野では山中の不思議な家をマヨイガという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成))
日本各地の幽霊・人魂・生霊の実話怪談を十章+幽霊外伝に分類して集成する。
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宮古市の伝承
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