山中のマヨヒガと尽きぬ米の椀
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どんな伝承か
『遠野物語』六十三話が伝えるマヨヒガの話である。小国の三浦某は村一番の金持ちだが、二、三代前の主人の頃はまだ家が貧しく、妻は少し魯鈍であった。妻がある日、門前を流れる小川に沿って蕗を採りに谷奥深くへ登ると、立派な黒い門の家があった。庭には紅白の花が一面に咲いて鶏が遊び、牛小屋に牛が、馬舎に馬が多くいたが人影はない。座敷には朱と黒の膳椀が取り出され、火鉢の鉄瓶が沸いていた。山男の家ではないかと恐ろしくなって駆け戻った後、川上から赤い椀が一つ流れてきた。拾って米櫃の量り器にすると米が尽きなくなり、家はこれより幸運に向かったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
黄昏綺譚(高橋克彦・幽霊・怪異体験・現代)
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宮古市の伝承
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