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羽端山で狐に騙された隼人

所在地岩手県北上市鬼柳町(羽端山)
年代不明
登場関合の隼人
出典佐々木喜善全集 1

どんな伝承か

扇田甚内の隣家に関合の隼人という男が住んでいた。甚内が隠れ里の女と暮らしながら口外して廃人になった話を聞き、甚内こそ愚かで惜しいことをした、自分なら一生帰らずにその美しい女と睦まじく暮らすのにと言い、心中でもそう思って、毎朝羽端の方を眺める癖をつけた。するとある朝、羽端山の蔭から女が手招きしているのを見つけたので、思うことが叶ったと喜んで飛んで行った。ところがこの男は狐に騙され、馬の糞を食わされて家へ帰されたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・1986年(昭和61年))

『佐々木喜善全集 1』は、佐々木喜善の著作を遠野市立博物館が編集・発行し、昭和六十一年に刊行した全集の第一巻である。岩手県の遠野・江刺・紫波・岩手などで聞き集めたザシキワラシの話、昔話、伝説を、村の古老や知友からの聞き書きと手紙による報告をもとに収める。「奥州のザシキワラシの話」「江刺郡昔話」「紫波郡昔話」「東奥異聞」「老媼夜譚」「聴耳草紙」に小篇を加えて並べ、巻末に遠野市教育長の跋と奥付を置く。

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