トップ > 三重県の伝承 > 四日市市

水をくれと池から来る女の幽霊

所在地三重県四日市市海山道(海山道駅)
年代昭和33年
登場商店主の長男夫婦・女の幽霊
出典日本怪談集 幽霊篇

どんな伝承か

四日市市四ッ谷町の某商店主が、四日市署築港派出所へ「海山道にある別宅の池から毎夜女の幽霊が現れて住むことができない」と訴え出た。この家は五年前、長男夫婦のために近鉄海山道駅の東へ新築した田の中の一軒家で、木造平屋建て約二十坪であった。住み始めて一年ほど経った頃から、夜ごと池の中から女が現れ「水をくれ」と言って家の中へ入ってくるというので、夫婦は恐ろしさのあまり家を空けた。近所では誰言うともなく幽霊屋敷と呼ばれ、時価百万円の家が売却五万円、借家月千五百円という安値でも買い手も借り手もつかなかった。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・1969年(昭和44年))

『日本怪談集 幽霊篇』は、今野圓輔が昭和四十四年に編んだ幽霊体験談の集成である。新聞・雑誌・単行本や民俗の報告、編者自身の採集から、影や物音、人魂、生霊、死の知らせ、皿屋敷、戦死者の霊、船幽霊、タクシーに乗る幽霊など、日本各地の人びとが見聞きした怪異を、作家の創作を除き原文を尊重して再録する。十章に分けて各章の頭に編者の解説と注を置き、巻末に産女や子育て幽霊を論じた「幽霊外伝」と木原浩勝の解説を付す。

種別から探す

池女の幽霊怪異空き家

四日市市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本怪談集 幽霊篇』の伝承