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犬を飼わぬ網地島・田代島の禁忌

所在地宮城県石巻市(網地島)
年代不明
登場田辺一郎、伊藤政治、島の住民、報告者
出典宮城県史 民俗編

どんな伝承か

牡鹿郡の網地島では、昔から犬を飼うことを禁忌とし、犬を飼うと不漁になると信じられてきた。銃猟に来る人が犬を連れて島に上がると、必ず大時化になるとも伝えられる。隣の田代島でも、大泊浜では鎮守の鹿島神社が嫌うといって犬を飼わず、仁斗田浜でも犬を飼わない。両島には山猫の伝説があるため、猫神をはばかって犬を飼わないのだという説もあるが、猫の伝説より犬を飼わない習慣のほうが古いらしい。田代島には、猫が人に憑いたのは浜の何某以来のことで、山猫の話はその後のことだと語る物知りもいたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

宮城県史 民俗編(茂木徳郎(「妖怪 幽霊」の章)・宮城県史シリーズ)

『宮城県史 民俗編』は宮城県の県史の民俗編で、ここに収めるのは茂木徳郎が執筆した章「妖怪 幽霊」である。山・道・木・水・海・雪・家など出現の場所による分類に沿って妖怪変化を論じ、幽霊とヒトダマ・死霊・生霊の観念を考えたうえで、県内の妖怪・幽霊・動物変化の伝承を郡・町村名を添えて集める。序説・本論・事例篇・参考の順に並び、序説では昭和二十四年の迷信調査と昭和三十年のNHK仙台中央放送局の調査にも触れる。

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