乃木大将の加賀金沢での幽霊屋敷体験
どんな伝承か
明治二、三年ごろ、当時二十代だった乃木希典が所用で加賀金沢へ赴いた際、戊辰戦役後で空き家の多かった友人萩原の三階建ての家に宿泊した。三階に床をとらせると、老婆が理由もなく二階に敷いてしまう。強いて三階に泊まると、夜ごと女の気配に襲われ、蚊帳越しに顔を寄せられて安眠できなかった。のちに、その家の先代の妾が不義を疑われて三階に上げられ、柱に縛られたまま飢え死にさせられたことがあったと聞かされた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
神秘の世界-超心理学入門(宮城音弥)
『神秘の世界-超心理学入門』は、心理学と精神医学を学んだ宮城音弥が著した超心理学の入門書である。遠感(ESP)、精神力で物を動かす現象(PK)、未来の予知、死後の生存を取り上げ、パイパー夫人やエウサピア・パラディーノらをめぐる欧米の実験記録に、一般から寄せられた日本の体験談を交えて、信仰にも全否定にも寄らない立場から検討する。五部から成り、霊媒の詐術を扱う「サギと真実の間」の部を含み、巻末に結び・注と引用文献・超心理学用語・索引を置く。