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八田村に現れた三尺の大ミミズ

所在地石川県金沢市八田町
年代昭和三年十一月
登場東北帝大理学部畑井教授
出典日本怪奇集成-明治大正昭和篇

どんな伝承か

インドやエジプトにしか産しないとされるモニリガスターという巨大な蚯蚓が、河北郡八田村で見つかった。東北帝大理学部の畑井教授が現地へ出向いて多数を採集し、十月二十九日に仙台へ持ち帰っている。この蚯蚓は胃袋を三つから九つも備えるという奇妙な体のつくりで、長さは三尺から五尺、親指ほどの太さのものも珍しくない。教授は、八田蚯蚓と呼ばれているがインドやエジプトからどう渡って来たのかわからず、現地とは無関係に発生していたものが学界に知られていなかっただけかもしれない、と語った。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方 編著)

『日本怪奇集成-明治大正昭和篇』は、富岡直方が編んだ怪奇実話集である。明治元年から昭和七年までに各地で起きた幽霊や狐狸の怪、畸形や奇病、天変や奇瑞、世相の珍事を、当時の新聞・雑誌の記事と筆者自身の聞き書きから集めている。明治・大正・昭和の三篇に分け、話ごとに年月を掲げて通し番号を振り、新聞記事を引いたうえで紙名を末尾に添える形を基本とする。

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