遠当てのテレパシー実験
どんな伝承か
放射線医学総合研究所の放射線科学研究部にあるバイオエミッション研究室は、1996年に医用画像研究室から移って生まれ、室長は山本幹男が務める。1995年9月、科学技術庁の予算を受けて、さまざまな計測を同時に行って人体の機能を解析する方法を探る5か年計画が始まった。計画には気功の研究が含まれるため、研究者たちは超常現象も気功研究の一つとして調べた。その例が、日本の古武術の技『遠当て』によるテレパシー的な信号の伝達を確かめる実験で、外気を受けたときの体性感覚の脳波反応も測られた。1996年には同じ庁の予算による日中共同研究も始まった。
原典より
The scope of the project includes studies on qigong,…—— 超心理学研究 第3巻第1号 ―特異現象に関する現代日本の研究グループ(小久保秀之・超心理学研究・1998年(平成10年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
超心理学研究 第3巻第1号 ―特異現象に関する現代日本の研究グループ(小久保秀之・超心理学研究・1998年(平成10年))
『超心理学研究 第3巻第1号 ―特異現象に関する現代日本の研究グループ』は、小久保秀之が一九九八年の『超心理学研究』第三巻第一号に載せた英文の研究論文である。第二次世界大戦後の日本で特異現象を研究してきた学術的な集団の歩みを、ユリ・ゲラーの来日と中国の気功研究という二つの衝撃を境に三つの時代に分けてたどる。日本語の要旨を添え、超心理学や気功にかかわる学会・研究所・民間団体の沿革と成果を順に紹介し、巻末に参考文献と各団体の所在地を載せる。