泰明小学校に出る焼けただれた老婆
どんな伝承か
都内でお化けが出ると知られた場所を数え上げた中に、銀座の泰明小学校がある。ここには全身が焼けただれた老婆の幽霊が出るという。なぜそんな姿で現れるのか、はっきりした原因は分かっていない。ただ、この一帯はかつて戦火を受けた土地であり、そこには浮かばれぬまま留まっている霊が数多く混じっているはずで、その一つではないかと見られている。幽霊写真として、霊視の力を備えた人だけが捉える存在は至るところに現れており、とても数え上げられるものではないとも述べられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けは生きている —科学にとり残された霊の世界(平野威馬雄・1974年(昭和49年))
『お化けは生きている――科学にとり残された霊の世界』は、平野威馬雄が昭和四十九年に著した、怪異と心霊をめぐる読み物である。読者から寄せられたお化けの報告や沖縄の刑場・遺念火の話、霊視の体験、近世随筆に見える妖草妖木・狐・天狗・人魂などの物の怪、フォックス家事件やクルックスの実験など欧米の心霊研究を扱う。著者が始めた「お化けを守る会」の由来、西丸震也・星新一との座談会、透視や念力を試すテストを含む全七章に、あとがきを添える。