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末広儀介の死と電信柱から落ちた工夫

所在地山口県岩国市登富町
年代明治四十三年頃(1910)
登場末広儀介、登富町の工夫
出典岩邑怪談録

どんな伝承か

末広儀介は支那から戦利品の画帖などを少し持ち帰って早く帰国したが、その後死去した。編者は、一利あれば一害あり、近時の器械の新製は大利益をもたらすが、その害は火薬や船車の大きなものを除いても、儀介のような小さな事が多いのだと記す。今回、儀介の死後数日にして、岩国の登富町で工夫が伝信柱に登り、上から落ちた。即死ではなかったが危篤であるという。工夫は尾道の人であったと伝える。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

岩邑怪談録(広瀬喜尚(増補:今田純一/続録・編:藤田葆/付録:静間密/昭和版編集:宮田伊津美)・1976年(昭和51年))

『岩邑怪談録』は、岩国藩士広瀬喜尚の怪談録に後人の増補と続録を合わせ、岩国徴古館が昭和五十一年に発行した資料集である。岩国周辺で人々が出会った化物・大坊主・生首・怪火・狐狸・天狗倒し・幽霊などの話を収め、藤田葆が編んだ『岩国沿革志』のうちの二冊を底本に、なるべく原文のまま新字に改めて載せる。広瀬の本録に、今田純一の追加、藤田の続怪談録と実事談・変死、静間密の付録五話を続け、巻末に語注を付す。

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