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化物の大将が置いていった木槌

所在地広島県広島市東区山根町(国前寺)
年代江戸
登場日報上人、武太夫を教化した国前寺二十七世
出典妖怪伝説奇聞

どんな伝承か

広島市山根町にある自昌山国前寺には、稲生武太夫が魔王から授かったと伝わる『如意宝ばけもの槌』が秘宝として納められている。住職・疋田英親によれば、木槌の御開帳は江戸時代から続き、宝暦(一七五一)の頃、浅野藩の兵法指南役だった稲生武太夫が化物退治の名人でもあったことに由来するという。木槌の由来には、平太郎が魔王から『五十年間は一切他言無用』と命じられ秘匿を貫いたとする『三次実録物語』の伝と、武太夫が化物の大将株から槌を託されたとする別系統の伝とがあり、平太郎系・武太夫系という二つの流れが存在する。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

妖怪伝説奇聞(東雅夫・2005年(平成17年))

『妖怪伝説奇聞』は、東雅夫が二〇〇五年に学習研究社から刊行した妖怪伝承地の探訪記である。稲生物怪録の木槌、クダン、牛鬼、塵輪、ナメラスジ、八幡の藪知らず、鬼の骨、蛇骨、鍋島の怪猫、児啼爺などを追い、中国・四国・九州ほか各地の寺社や旧家を訪ねて遺物と伝承を確かめる。月刊誌「ムー」の連載「日本伝説紀行」の十二章を三つのカラーグラビアで区切り、巻末に草双紙『鍋島猫騒動』の復刻を添える。

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