江名の浜に現れる大入道
どんな伝承か
明治四十三年の旧二月、いわゆる台湾坊主と呼ばれた大シケが襲い、茨城沖では茨城県の各浜の漁師が何百人も命を落とした。江名の浜の人たちもこのとき何十人かが死んでいる。そしてそのころの江名の浜には、大入道が現れるという噂が伝わっていた。船で死んだ人があると、浜には大入道が現れるのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和〜平成)
松谷みよ子『現代民話考 ― 偽汽車』を小話単位で全525話収録。汽車・船・自動車などの乗り物にまつわる現代の民話・怪談を全国から採集。狐狸が汽車に化ける偽汽車、船幽霊、タクシーに乗る幽霊などを地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明359話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。