稲葉真さんが三十代位の若い頃だそうですが、ある時、風
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どんな伝承か
群馬県桐生市の稲葉真さんが三十代の頃、風邪をこじらせて肺炎にかかり、高熱にうなされて寝込んだ。苦しむうちに意識は「あの世」へたどり着いたという。そこへ閻魔大王が現れ、「お前はまだ早すぎるから帰れ」と告げられ、はっと目を覚ますと家の中に戻っていた。その後、新宿を歩いていた折に大宗寺の付け紐閻魔像を見たことをきっかけに、閻魔信仰を始めるようになった。足が悪くなり歩けなくなってからは、家族が代わりに参詣するようになったという。稲葉さんは翌年、九十三歳で亡くなった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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桐生市の伝承
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