昭和二十五年のこと
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どんな伝承か
昭和二十五年、胃がんで亡くなった母親の最期の日について述べた記録。その朝、母は遠くへ行く予感を語り、夜には気分が良くなって息子の将来について助言した。明け方には昏睡状態となり、最後の言葉は「下駄を出してちょうだい」だった。死の直後、見舞いに来ていたT叔父が、玄関で下駄の音と扉が開く音を聞いたという。母は生前、何か困ったことがあればこの叔父に相談するよう勧めていたとされている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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