菊寿司まで、消える客
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どんな伝承か
志木・新座のタクシー仲間で語られている話だという。新座市役所の近くに『菊寿司』という寿司屋がある。ある深夜、野火止用水のあたりで中年の男を乗せると『菊寿司まで』と言う。走らせて寿司屋の前で『着きましたよ』と振り返ると、誰もいない。数年前その場所で交通事故で亡くなった菊寿司の主人が、家へ帰ろうとして車を呼び止めたのではと噂された。以来、その辺りで男が手を挙げてもタクシーは止まらないという。
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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新座市の伝承
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