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山田五十鈴艦長の誕生と本人の来艦

所在地神奈川県横須賀市(横須賀港)
年代伝承(口承)
登場山田満、山田五十鈴、福地誠夫、軽巡洋艦五十鈴の艦長(大佐)、艦を訪問した人、回答者
出典現代民話考 ― 軍隊

どんな伝承か

昭和七年ごろ、横須賀港の海軍であったという話。年末の人事異動で山田満という大佐が軽巡洋艦五十鈴の艦長になり、続けて呼べば「山田五十鈴艦長」ができあがった。ちょうど同期の大佐たちが順番に軽巡の艦長へ就く時期ではあったが、よりによって五十鈴に山田大佐を回した人事局長は山田五十鈴のファンだったのではないか、と回答者は推し量る。海軍じゅうが苦笑まじりに眺めたこの人事は、乗組員の意気を大いに高めたという。その年には誰かの計らいで山田五十鈴本人が五十鈴を訪れ、同じ名の艦長と対面した。

原典より

つまり山田五十鈴艦長が生まれたのである。—— 現代民話考 ― 軍隊(松谷みよ子・民話・口承文芸) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 軍隊(松谷みよ子・民話・口承文芸)

『現代民話考 ― 軍隊』は、松谷みよ子が編んだ、軍隊と戦争をめぐる現代の民話の集成である。日本民話の会の雑誌『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞き書きによって寄せられた話をもとに、十五年戦争を中心に徴兵検査から新兵のしごき、戦地、虐殺や飢え、敗戦、収容所、戦犯、軍隊生活の怪談までを収める。巻頭に序文「明日の民話のために」と論考「軍隊考」を置き、十三の部に分けた各話の末に話者と回答者の名と在住地を記す。

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