マレー語講習と金米糖のつまみ食い
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どんな伝承か
昭和二十年頃の話。弘前東部第五十七部隊から、師団司令部でマレー語の講習を受けることになった。ところが講師の南方帰りの将校はマレー語を全然わからず、入って来て敬礼を受けるとすぐ「五分間休憩」と指示していなくなり、その日の教習はそのまま終わってしまう。受講する者は食糧庫へ行って、乾パンの網袋の中から金米糖をつまみ食いし、夕方になると隊列を組んで部隊へ帰ったという。
原典より
部下をよくいびる上官の軍力のさやに兵隊たちが醤油をいれておいた。—— 現代民話考 ― 軍隊(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 軍隊(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 軍隊』を小話単位で全712話収録。徴兵・新兵・上官・戦地・戦争の残虐・敗戦・収容所・軍隊の怪談など、軍隊と戦争にまつわる兵士たちの現代民話を全国(一部は戦地・海外)から採集し話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明189話・市区町村判明76話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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