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秋山郷の林道を横切るクマの親子

所在地長野県下水内郡栄村大字堺(切明温泉)
年代平成二十一年八月
登場筒井功、著者
出典村の奇譚 ― 里の遺風

どんな伝承か

平成二十一年八月の夕暮れ、著者は志賀高原からの林道で栄村大字堺の切明温泉西方を車で走っていた。前方左手の山の斜面からかなり大きなクマが現れ、林道を横切って右手の下り斜面へ突っ込んでいった。すぐ後を子グマが続き、母グマを追って林の下方へ消えた。二頭とも丸々と太り、石炭のように真っ黒で、その黒い毛がつやつやと光沢を帯びていたのが印象的であった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

村の奇譚 ― 里の遺風(筒井功・民俗・地誌・2018年(平成30年))

『村の奇譚 ― 里の遺風』は、民俗研究者の筒井功が平成三十年に著した民俗探訪記である。修験の里の石室、石風呂と焼き石湯、山中の贋金づくり、箕作りの集団や天幕部落、岩窟に暮らした非定住民、猿と猟師、氷室と風穴、産屋、墓制、安倍晴明の墓、狐憑きと犬神など、各地の村に残る習俗と伝承を、聞き取りと文献の両面からたどる。全十三章で、昭和三十年前後の高知市での見聞から説き起こし、「おわりに」では別の出版社で刊行が見送られた経緯を記す。

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