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防風林の中に石を積んだ大渕の安倍晴明塚

所在地静岡県掛川市大渕(安倍晴明塚)
登場安倍晴明、筆者
出典村の奇譚 ― 里の遺風

どんな伝承か

著者は平成二十三年一月、太平洋岸の国道百五十号を車で走っていたとき、案内標識に気づいて静岡県掛川市大渕の「安倍晴明塚」に立ち寄った。海岸の防風林の中、海まで五百メートルほどの場所にあり、ひとかかえほどの石を高さ一メートルくらいに積み上げた小山だった。塚は一般に墓を指すため晴明の墓の一つと考えられ、そばの説明板には、もとは疱瘡除けの神として信仰されていた旨が記されていた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

村の奇譚 ― 里の遺風(筒井功・民俗・地誌・2018年(平成30年))

『村の奇譚 ― 里の遺風』は、民俗研究者の筒井功が平成三十年に著した民俗探訪記である。修験の里の石室、石風呂と焼き石湯、山中の贋金づくり、箕作りの集団や天幕部落、岩窟に暮らした非定住民、猿と猟師、氷室と風穴、産屋、墓制、安倍晴明の墓、狐憑きと犬神など、各地の村に残る習俗と伝承を、聞き取りと文献の両面からたどる。全十三章で、昭和三十年前後の高知市での見聞から説き起こし、「おわりに」では別の出版社で刊行が見送られた経緯を記す。

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