大手町の首塚に生きる将門の祟り
どんな伝承か
大東京の真ん中に祟りは生きていると著者は書く。千代田区大手町一丁目の平将門首塚である。天慶三年、朝敵とされた将門は平貞盛と藤原秀郷に討たれて首をはねられ、その首を埋めた場所に塚が残った。生命保険や銀行、官庁の並ぶ街区で、塚を囲む二百八十七平方メートルだけが空地のままである。関東大震災で焼けた大蔵省が塚をどけて仮庁舎を建てると、一年のうちに大臣以下十四人の幹部が相次いで死んだ。昭和六年に塚を戻して鎮魂祭を営むと病死は止んだが、祭はやがて途絶える。昭和十五年には落雷で庁舎が全焼し、進駐軍が駐車場を造ろうとしたときは重機が転倒して作業員が死んだ。
原典より
* 古墳に眠る死者の怒り* 呪われた土地と屋敷* 守護霊に守られた人々* 四次元の世界に住む女* 「死神」を見た人たち* 死の瞬間とその後の世界* 人魂と幽体離脱—— 日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・昭和) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・昭和)