祈りで消えた卵巣ガンのしこり
どんな伝承か
三十年来の胃下垂に苦しんだ谷直繁は、眼の底や鼻柱の芯まで痛み、何を食べても味がなく、腰も伸ばせず杖なしでは歩けなくなっていた。孫の付添いで神戸掖済会病院に通っていた折、見舞いに来た前田信恵に有無を言わさず新精神学会へ連れて行かれ、毎日受講すると四日目には腰がしゃんと伸び、胃下垂も治った。ところがその年の八月に下腹が痛みだし、十月三日、大阪市民病院で卵巣ガンと診断される。手術を勧められたが、翌日ふたたび学会の門をくぐって祈ると、二、三日で大きな痛みは消えた。医師も驚くほど腫瘍は小さくなり、十二月十六日には痕跡も残さず治っていた。
原典より
次は難病中の難病といわれるガンを心霊治療で克服した谷直繁氏の体験記である。—— 日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・1973年(昭和48年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・1973年(昭和48年))
『日本の四次元』は、鈴江淳也が昭和四十八年に著した超常現象の取材記である。幽霊の出る家や競馬場、古武士の怨念、守護霊、心霊写真、新幹線の四次元地帯、心霊治療、物品引き寄せ、てのひら療法、比婆山の怪獣やツチノコ、死後も占う易者犬などを、当事者を訪ねて聞いた話として記す。「幽霊と怨念の世界」から「動植物の驚異」まで六部に分け、あとがきで大陸書房刊『日本の奇談』『現代の怪奇』に続く第三弾と述べ、問い合わせ先を挙げる。