体から漂い始めた中岡桂園の霊香
どんな伝承か
神戸市の中心でグリルや料亭、アパートを手広く経営していた女実業家・中岡桂園は、戦後、三宮のグリルを処分する際、隣家の勧めで神戸市内の易占家・福永栄幸に相談したところ、田舎にいる兄弟が大病を患っていると言い当てられた。広島にいた兄が肺壊疽で入院していることが実際に判明し、易者の勧めで大社造りの社を迎えて祈願を始めたことが、後の超心理体験の出発点となった。
原典より
『毎晩、兄を訪ねるようになりました。—— 日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・1973年(昭和48年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・1973年(昭和48年))
『日本の四次元』は、鈴江淳也が昭和四十八年に著した超常現象の取材記である。幽霊の出る家や競馬場、古武士の怨念、守護霊、心霊写真、新幹線の四次元地帯、心霊治療、物品引き寄せ、てのひら療法、比婆山の怪獣やツチノコ、死後も占う易者犬などを、当事者を訪ねて聞いた話として記す。「幽霊と怨念の世界」から「動植物の驚異」まで六部に分け、あとがきで大陸書房刊『日本の奇談』『現代の怪奇』に続く第三弾と述べ、問い合わせ先を挙げる。