立春の自動書記が告げた大地震
どんな伝承か
伊東市の鈴木志郎は、ここ二年ほど、立春の日に特別な予知を受けるようになったと考えていた。昭和三十九年の立春に自動書記で人の死を知らされたのに続いて、翌四十年二月四日の立春にも、やはり自動書記で大地震のことを知らされた。鈴木はこれを、その先一年のうちに起こる大事件として大地震があるという知らせではないかと受け止めていたが、のちに、これは松代の群発地震のことだったらしいと記している。
原典より
次の昭和四十年二月四日には、やはりオート・ライティングで大地震が・・・・・・と、知らされた。—— 現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・1970年(昭和45年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・1970年(昭和45年))
『現代の怪奇――日本列島のミステリー地帯』は、鈴江淳也が前著『日本の奇談』に続けてまとめた、現代の超常現象と奇談のレポートである。桑名の「天狗の初さん」、新幹線の亡霊、京都のタクシーに乗る幽霊客、人魂、原因の知れない奇病、念写と三田光一の透視などを、著者の取材・面談と、大正の新聞から昭和四十年代の週刊誌までの記事で集めて収める。五つの部に分け、あとがきは昭和四十五年三月の日付で、巻末に機関誌などを入手できる団体・研究家の一覧を付す。