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天狗の案内で知った丹生川上の社

所在地奈良県吉野郡川上村(丹生川上神社上社)
年代明治期
登場外川初次郎、宇佐美景堂
出典現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯

どんな伝承か

心霊研究家の宇佐美景堂は外川初次郎に話を聞いた際、天狗に連れられて回ったという土地のうち、自分がかつて奉職していた大和の丹生川上神社上社の様子を尋ねてみた。初次郎はまず境内に槻の大木があることを言い、さらにこの社には霊験の著しい眷属の天狗がいて、けがれた者が社前を通ると必ず暴風雨が来ること、社と向かい合う山腹に不思議な滝があることを語った。いずれも親様の案内で実際に参ってきたのだという。宇佐美は実地と照らしても食い違いがなく、天空から見下ろしたような話しぶりだったと書き残している。

原典より

右のほか、旅行中について実地の話をされましたが、何分広汎な地域にわたり、かつ私としては、その経験がないので、大和地方で私の最も詳細に知っている場所を質問して見ましたが、…—— 現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・1970年(昭和45年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・1970年(昭和45年))

『現代の怪奇――日本列島のミステリー地帯』は、鈴江淳也が前著『日本の奇談』に続けてまとめた、現代の超常現象と奇談のレポートである。桑名の「天狗の初さん」、新幹線の亡霊、京都のタクシーに乗る幽霊客、人魂、原因の知れない奇病、念写と三田光一の透視などを、著者の取材・面談と、大正の新聞から昭和四十年代の週刊誌までの記事で集めて収める。五つの部に分け、あとがきは昭和四十五年三月の日付で、巻末に機関誌などを入手できる団体・研究家の一覧を付す。

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