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観光名所になった大垣の幽霊屋敷

所在地岐阜県大垣市
年代昭和20年代以降
登場渡辺徳次郎、成田、興行師中島家、屋敷の所有者(造り酒屋)、入居者(検事)
出典現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯

どんな伝承か

岐阜県大垣市の繁華街、国道二十一号線沿いに、大垣の新名所として観光バスガイドにも紹介される幽霊屋敷があった。造り酒屋・渡辺徳次郎所有のモルタル造り二階建て洋館とその両脇の木造二階家で、昭和十五年ごろに借家として建てられたものだったが、戦後に東側へ興行師の中島家、西側へ三世帯が入居すると、障子に女の影が映る、無人の階段を人が上下する足音がする、戸がひとりでに開閉するといった怪異が相次いだ。終戦後に住んだ五世帯はそろって退去し、後に入った電気通信管理所のS氏一家も一年で、渡辺家の娘夫婦・成田さん一家も神主のお祓いを受けて入居したが一年ほどで転出した。屋敷のすぐ裏手が墓地であることも、亡霊のうわさを裏付けるものとされた。

原典より

幽霊が出るというのは、洋館と東側の一軒である。—— 現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・1970年(昭和45年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・1970年(昭和45年))

『現代の怪奇――日本列島のミステリー地帯』は、鈴江淳也が前著『日本の奇談』に続けてまとめた、現代の超常現象と奇談のレポートである。桑名の「天狗の初さん」、新幹線の亡霊、京都のタクシーに乗る幽霊客、人魂、原因の知れない奇病、念写と三田光一の透視などを、著者の取材・面談と、大正の新聞から昭和四十年代の週刊誌までの記事で集めて収める。五つの部に分け、あとがきは昭和四十五年三月の日付で、巻末に機関誌などを入手できる団体・研究家の一覧を付す。

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