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ポケットから出てきた水晶珠

所在地東京都大田区
年代明治〜昭和
登場服部、きぬ子、心霊研究会の主任霊媒、交霊会を手伝った研究会の会員
出典私の心霊術

どんな伝承か

研究会の会員きぬ子が、霊媒の服部に誘われて大田区の立派な家で開かれた交霊会を手伝った。現象は目覚ましく、三体の人形が同時に日本舞踊を踊ったという。ところが夜食の席で服部は、研究会は手当を出さないから良い現象が出ない、今夜はいわばアルバイトだと本音を漏らした。きぬ子は、服部が水晶珠の引き寄せをやったとき、珠をズボンのポケットから出すのを隣で見ていたと明かす。引き寄せたばかりで表面が柔らかく温かいと水原に耳打ちさせるのは、みなの注意を引くための仕掛けだったのである。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

私の心霊術(長田幹彦・1955年(昭和30年))

『私の心霊術』は、長田幹彦が昭和三十年に著した心霊研究の随筆集である。死後に残る霊や地獄・極楽をめぐる考えを述べ、熊本の家系や安達謙蔵との交わり、東京放送局の文芸顧問だったころの回想、霊友会など戦後の新興宗教への批判、前著『霊界』への反響と自らの信仰を語る。「心霊科学の来世観」「霊界の構造」「ぼくの信仰」などの章からなり、末章「ある霊媒の生態」では霊媒服部との実験とそのトリックの顛末を描く。

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