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画博堂の怪談会で倒れた青年

所在地東京都中央区京橋(画博堂)
年代昭和
登場田中河内介、怪談に語られた虐殺の犠牲者
出典霊界五十年

どんな伝承か

東京へ戻った著者は、京橋の画博堂という画商の二階で開かれる怪談会に加わっていた。その晩は盆燈籠を吊り、蓮の葉に飯を盛るなど念入りに趣向がこらされていた。飛び入りの二十七、八の青年が、門外不出にしている話だがと前置きして、田中河内介が堺の沖の船上で手足に五寸釘を打ち込まれ嬲り殺された顛末を語り出す。話が惨劇の場に及んだとき、青年は唸り声を上げて俯せに倒れ、胸をかきむしったきり動かなくなった。医者は容体がおかしいと言い、青年はその夜自宅で息を引き取った。著者はこれきり怪談会をやめた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊界五十年(長田幹彦)

『霊界五十年』は、長田幹彦が自らの心霊体験を一人称でつづった随筆集である。霊媒亀井三郎の実験に立ち会った話に始まり、大正十四年に東京中央放送局で見た変死した技師の霊、自殺者の霊、神隠し、心霊写真、死者の霊との交わりなど、長年にわたって見聞きした出来事を語る。「亀井霊媒の実験」「放送局の幽霊」「霊界夜話」「幽霊のキスマーク」などの短い章を連ね、心霊研究の知人や医師との問答を多く交える。

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