止まってはL字に曲がった黄色い光
どんな伝承か
昭和三十七年七月二十五日の夜八時四十分ごろ、広島市段原新町の広島天文研究会の原田史らは、北斗七星のガンマ星から北極星の下を通って東へ進む、一等星ほどの明るさの黄色い光を見た。光は飛ぶ途中で何度も止まり、二回ほどL字形に向きを曲げたという。前年の五月にも同じ研究会が、途中で二度止まり、後から追いついた赤みがかった青い光と連れ立って進む黄色い光を観測しており、原典はこれらを、止まっては動き出すUFOの例として並べている。
原典より
昭和三十六年五月三十一日二十時二十分ごろ、広島天文研究会は猟犬座五番星付近から天秤座の方に向って、人工衛星エコーくらいの速度で飛行する黄色の光体を観測。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。