望遠レンズで撮ったV字の五個編隊
どんな伝承か
昭和三十二年二月二十一日午後九時七分ごろ、横浜市港北区菊名町の友人から発光体が編隊を組んで飛んでいると連絡を受けた横浜市中区根岸町の小牧彰は、眺望のきく自宅でカメラに望遠レンズを取り付けて待機した。九時四十分過ぎ、五個からなるV字型の編隊を目撃し、撮影に成功した。同じころ磯子区浜の松村雄亮もこの編隊を見ている。大きさは腕を伸ばして見た十円硬貨の三倍ほど、オレンジ色にやや黄味を帯び、速度は旅客機より遅かった。編隊は東京湾方面から侵入して横浜市の周囲を一周し、再び東京湾の南東へ飛び去ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。