尾張富士の上空から来た橙色の光の編隊
どんな伝承か
昭和三十六年十一月一日の午後十時ごろ、犬山高校三年の渡辺正君は、光を放つ物体が音もなく犬山の上空を飛んでいったと新聞社の通信局に知らせた。問い合わせを受けた小牧の航空自衛隊基地も、その時刻に飛行機は飛んでおらず正体は分からないと答えた。渡辺君によると、オレンジ色の光が三つずつ正三角形をつくって四組一列に並び、最後尾には二つが上下に並んでいた。南東の尾張富士の上空に見つけた光の群れは、近づくとそのまま東へUターンし、オリオン座の三つ星のほうへ進んで山かげに消えた。約五分間、機体らしい形は見えなかったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。