犬山大宮浅間神社への預かり児
どんな伝承か
出産後、多くは宮詣り以降に、犬山市富士山の大宮浅間神社へ預かり児をすることがあった。九之坪新屋敷、沖村、北野、鍛治ヶ一色、米野、西之保、犬井などの人々が行っており、特に育ちの悪い児や疳の強い児を預かり児にすることが多かった。成長の祈願参詣としては、七歳になると一宮市真清田の真清田神社に参詣することもあった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史)
『西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異』は、西春町が編んだ町史の民俗編である。九之坪・岡・沖村・石橋など町内の各ムラに残る御嶽山や塚、堂、小祠、石塔、家の神、祈禱師、祈願と参詣、霊威と祟り、狐や狸の怪異と憑きものを、聞き書きと『徇行記』や村絵図などの記録から記す。霊と神、祈願と参詣、霊威と怪異の三節に続けて、第十二章の伝説の節を大字ごとの十九項に分けて並べ、五条川の大蛇の目撃談で結ぶ。