受信実験の最中に見た乳白色のV字編隊
どんな伝承か
昭和三十三年四月二十四日午後九時ごろ、神戸市兵庫区荒田町の自宅二階で、兄の北山正時がVHF受信実験のためアンテナを回すのを手伝っていた弟の林作が、西南西から東北東へ飛ぶ七個ないし九個のV字型編隊を目撃した。発光体の色は少し黄味を帯びた乳白色で、光はぼやけて弱く、形はほぼ円型であった。物体一個の大きさは、月を十文字に四等分した一区画に内接する円ほどで、音は全くなく、三〇度の角距離を約二秒で飛び去ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。