西空に浮いた橙のラグビー球
どんな伝承か
昭和三十四年一月二十六日の午後四時ごろ、美幌中学校の前の山で友人の河田君と駆けくらべをしていた名雪三称君が、西の空に妙なものを二つ見つけた。ラグビーボールを押しつぶしたような形で、橙色に光り、縁はぼやけて中央だけが強く輝いていた。腕を伸ばして指一本半ほどの大きさに見え、音は少しもしない。二つは北へ向かっていたが、途中で上側の一つが四、五秒その場に止まり、それから東へ去った。近所の人たちも大勢これを目にしていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。