十円玉の数倍に見えた橙色の長円形
どんな伝承か
昭和三十一年七月十三日の午後六時ごろ、池田市室町で竹中忠太郎氏ら二人が、東の空を北から南へゆっくり流れる長円形の光り物を見た。過ぎ去るまでに三十秒ほどかかったという。内側は鮮やかな橙で、外の縁はぼんやりとにじんでいた。腕を伸ばして持った十円硬貨の五、六倍もある大きさに見えたが、音は少しも聞こえなかった。空は晴れわたり、星がよく見えていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。