二度現れては消えた黄橙色の光点
どんな伝承か
昭和四十七年八月一日午後八時二分から十五分ごろにかけて、広島県双三郡三良坂町三良坂で、友人と話をしていた畠中清が、東の仰角一〇度ほどの空に黄橙色の光点を目撃した。光点はマイナス二等級の明るさで、地平線と平行にゆっくり直進していたが、南の射手座のあたりで次第に減光して見失われた。畠中が双眼鏡でそのあたりを捜索すると、再び南から東へ向かう光点が現れ、追跡するうちにまた光度を落として消えた。背後の星々が見えていたので雲に隠れたのではないと畠中は述べている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。