一つになり四つに散った物体
どんな伝承か
昭和三十四年二月十三日の夕方五時ごろ、美幌町三橋で奥山てい子さんら五人が、西の空に大豆ほどの大きさの銀白色をした物体が止まっているのを見た。赤みを帯びた色である。見つめていると、南から白い尾を引いた楕円形のものがジェット機よりやや遅い速さで近づき、先の物体と一つになった。やがてそれは四つに割れ、それぞれ尾を引いて散り、形を定めぬまま上下左右へ動き、ときおりまた寄り集まった。三十分ほどそうしていたのち、西へ飛び去ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。