天井に蛇や龍
どんな伝承か
昨年、栃木県の大田原小学校の天井に、蛇のような龍のような、怪物のような斑痕があるのを見た。これは、生徒が雑巾がけをするときに、面白半分でその雑巾を天井に投げつけたためにできたものだという。同じような話に、水戸市上市小学校の教場の天井の白壁に、手六本足六本ある妖怪の姿が黒々と現れていると児童らが言い出して化物沙汰になったものがあるが、これは左官が壁を塗る際に偶然残した手足の跡らしい。天井の怪物として時々起こる出来事の一例である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
迷信の諸相・宗教の真相(井上円了・明治(妖怪学))
『妖怪博士』井上円了による『迷信の諸相・宗教の真相』。迷信を道理に背くことを誤って信じる心理と定義し、妖怪学の立場から全国を巡遊して各地の迷信を実地に報告・批判する(迷信打破)。