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深夜の来訪者

所在地三重県北牟婁郡紀北町長島
年代大正九年
登場井村宏次
出典霊術家の饗宴
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どんな伝承か

お上人様――師、実川上人はいまやこの世にない。厳しい修行にあけくれた少年時代のことが浮ぶ。人助けをせよ、が師の遺言であった。そのことと警察沙汰だの裁判だのという破廉恥との深い亀裂が目の前にあらわれると、彼はつい、師を心で呼ぶのである。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊術家の饗宴(井村宏次・井村宏次・霊術研究・現代(著述))

井村宏次『霊術家の饗宴』。明治末から昭和初期にかけて隆盛し、抹消された〈霊術家運動〉の歴史を発掘・復元する。プロローグで霊術家の運命を予告し、第一章では気合術師・浜口熊嶽が帝都に乗り込み九字と気合の嵐で名を上げ、明治の心霊手術を行い、実川上人のもと那智滝で仙人修行・三密の極意を得て、大阪の『真言秘密』裁判で判官臨席の気合術実験により勝利するまでを描く。

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