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事例13:東石田でも笹神様の日に一つ目

所在地茨城県筑西市東石田
年代二月八日
登場民俗調査の話者
出典厄除け――日本人の霊魂観

どんな伝承か

茨城県の筑波山の北西にあたる山麓のムラでは、十二月と二月の八日に笹神様を祀る。東石田でも笹神様の日に一つ目小僧が来るといって、早くから戸をしめて寝てしまう。この日は白い物を家の外に出すものではない、針を持つものではないといい、供え物にしても、こまかいものよりは荒いものを上げろと言っている。著者はこの事例を、一つ目小僧の来訪・早い戸締り・屋外に白い物を出さない・針を持たない・粗いものを供えるの五要素に分け、はじめの三つは厄神来訪伝承に伴う通常の対処法だと述べている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

厄除け――日本人の霊魂観(佐々木勝・民俗学・厄除け信仰・昭和(1988))

民俗学者・佐々木勝が全国の民俗調査をもとに厄除け・厄払いの習俗を日本人の霊魂観から論じた研究書(昭和六十三年)。祖霊信仰・霊魂信仰・厄神信仰を背景に、防塞系呪術(防御型・鎮送型・攻撃型・潔斎型)と祭祀系呪術(供物型・奉迎型)に呪術を類型化する。本文は〔事例〕番号付きで全国各地の具体的習俗を多数収める。

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