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とぼくちの敷居に埋める後産

所在地千葉県佐倉市
年代明治期(政府禁止令まで)
登場産家
出典佐倉市史 民俗編――伝説・怪異

どんな伝承か

佐倉市の旧村では、後産は籾殻を入れた一升枡に納め、土間の入口の敷居にあたるとぼくちに埋めたという。踏まれるほど赤子の頭が早く固くなるという村もあれば、踏まれないよう桟俵を置いた地域もあった。のちに明治政府が衛生上の理由から屋内への埋設を禁じると、庭のうち鬼門の方角を避けて埋めたり、墓に埋めるようになったという。疱瘡と麻疹は子供の病でとりわけ恐れられ、『疱瘡は器量さだめ麻疹は命さだめ』とまでいわれたと伝わる。

原典より

後産は籾殻をいれた一升枡に入れて土間の入口のとぼくちという敷居のところに埋めたという、…—— 佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史)

『佐倉市史 民俗編――伝説・怪異』は、千葉県佐倉市の市史の民俗編のうち、第七章「民俗知識」と第八章「口承文芸」の伝説の節である。市内で採録した吉凶の予兆やまじない、民間薬、天気の言い伝えと、狐や狸の化かし、デーダラボーの足跡、岩富の首なし塚、天狗、狐火、印旛沼のカワボタルなどの伝説を収める。伝説は文化財保護委員会の分類に倣って自然伝説・歴史的伝説・信仰伝説に分け、終わりに村々の禁忌を置く。

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