後産を籾殻入りの一升枡に入れ土間入口の敷居に埋め
どんな伝承か
佐倉市の旧村では、後産は籾殻を入れた一升枡に納め、土間の入口の敷居にあたるとぼくちに埋めたという。踏まれるほど赤子の頭が早く固くなるという村もあれば、踏まれないよう桟俵を置いた地域もあった。のちに明治政府が衛生上の理由から屋内への埋設を禁じると、庭のうち鬼門の方角を避けて埋めたり、墓に埋めるようになったという。疱瘡と麻疹は子供の病でとりわけ恐れられ、『疱瘡は器量さだめ麻疹は命さだめ』とまでいわれたと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。