臼井の丸屋には疳の家伝の灸があり
どんな伝承か
子供の疳が起こると鼻の下が赤くなっていつも焦れ、ひどくなると転げ回ったという。引き付けを起こしてそのまま助からないこともあったそうだ。臼井の丸屋には疳の家伝の灸があり、背中に焼いてもらうとすぐ良くなったという。酒々井には疳の呪いの上手な老婆がいて近隣の村々から子供を連れて行ったが、老婆が拝んでいると子供の疳がしだいに老婆へ乗り移り、髪を振り乱して転げ回るすごい形相になる。そうすると子供は治ってけろりとしてしまうのだという。船尾の虫神様は、石段を後ろ向きで降りると虫が切れるといわれた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。