田植え終いの日に荒神様へ供えた苗を薬にするといわれ
どんな伝承か
すいかずらは五月の中旬頃に白い漏斗状の芳香のある花が咲き、花筒の底に甘い蜜があるので昔の子供はこの花を吸ったそうである。その葉や茎を乾して煎じて服用すると血の道の薬になり、利尿や解熱にも効果があったという。婦人病の薬を血の道の薬ともいうようだが、田植えの終りの日に荒神様へ供えた苗も薬にするといわれ、旧村先崎ではこれが婦人病に効果があるといわれていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。