地蔵峠のけさがけ地蔵と身代りの傷
どんな伝承か
折居上向の地蔵峠に立つ石地蔵。昔、板畑の女が山賊に襲われて斬りつけられたとき、この地蔵が身代わりになって傷を受けたという伝説がある。その後、女がこの地蔵に参るうちに持病の婦人病がすっかり治ったので、けさがけ地蔵と呼ぶようになり、折居と板畑の信心家が堂を建てた。腰から下の病に効くといわれ、毎年九月四日には大勢の参詣者が集まる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)
『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。