天候を当てるという三毛猫の雄
どんな伝承か
佐倉市に伝わる気象の俗信。三毛猫の雄は天候をよく当てるといい、船乗りらに大切にされた。猫が耳まで前足で顔を洗うと雨になる、寒に雨が三日降ると猫の顔は三尺になるなどともいわれた。また雨蛙が鳴き出すと雨、燕が低く飛ぶと雨、池の鯉が跳ねると翌日雨になるなど、動物の動きから天候を予知したと伝わる。
原典より
特に三毛猫の雄は天候を良く当てるというので船乗り等には大切にされたという。—— 佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史)
『佐倉市史 民俗編――伝説・怪異』は、千葉県佐倉市の市史の民俗編のうち、第七章「民俗知識」と第八章「口承文芸」の伝説の節である。市内で採録した吉凶の予兆やまじない、民間薬、天気の言い伝えと、狐や狸の化かし、デーダラボーの足跡、岩富の首なし塚、天狗、狐火、印旛沼のカワボタルなどの伝説を収める。伝説は文化財保護委員会の分類に倣って自然伝説・歴史的伝説・信仰伝説に分け、終わりに村々の禁忌を置く。