涸れることのない青菅の西行清水
どんな伝承か
青菅に西行清水がある。辺田の南端の旧本道を西に上ると「御塚」に出るが、その中腹の右手にはみたらし清水があり、「道の辺に清水流るる柳蔭しばしはここに杖とめにけり」とうたわれている。年中、水の涸れることがないという。みたらし池の伝説は宮本にもあり、清水にまつわる伝説では、臼井宗徳寺門前の権現水と、佐倉城主大久保加賀守が江戸参勤の途次に常に賞味したという加賀清水が最たるものだと伝えている。
原典より
辺田南端の旧本道を西に上ると「御塚」に出る。—— 佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史)
『佐倉市史 民俗編――伝説・怪異』は、千葉県佐倉市の市史の民俗編のうち、第七章「民俗知識」と第八章「口承文芸」の伝説の節である。市内で採録した吉凶の予兆やまじない、民間薬、天気の言い伝えと、狐や狸の化かし、デーダラボーの足跡、岩富の首なし塚、天狗、狐火、印旛沼のカワボタルなどの伝説を収める。伝説は文化財保護委員会の分類に倣って自然伝説・歴史的伝説・信仰伝説に分け、終わりに村々の禁忌を置く。